相撲用語集
着物
<染抜き>
自身のしこ名を白く染め抜くことから「染抜き」と呼ばれる。夏の季節(5・7・9月)に幕内力士が場所入りする際に着用し、好みの色や模様で意匠をこらした様々な柄がみられる。
<浴衣>
関取の浴衣は夏の装いで、場所帰りや普段着として着用する。自分で仕立てたものを親交ある力士同士で贈答しあい、人からもらった浴衣を着る。また、冬の場所帰りには厚手の着物もしくは褞袍(どてら)を着ても良い。
幕下以下の力士は、場所入りから普段着まですべての場面で部屋から支給されるものを着る。
<足袋>
関取は、正装で白足袋、場所入りなどの準正装で黒足袋を履き分ける。幕下以下の力士は裸足に下駄や雪駄を履いている。
<雪駄>
力士の普段用の履物。三段目以上になると、エナメル製の雪駄を履くことができ、序二段以下の力士は下駄を履いている。また、関取は公式行事などにおいては、紋付き羽織・袴に畳張りの雪駄を履く。
<下駄>
序二段以下の力士が普段用として履き、三段目以上になると雪駄が許される。また、関取は雨雪用の履物として、指先が濡れないために皮製カバーを付けた下駄を履く。
染抜きを着た熱海富士
羽織袴を着た豪ノ山