日本相撲協会

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過去の展示

大相撲ってなんだろう?
 ~テレビに映るものごと~

展示期間 平成29年(2017)6月20日(火)~8月10日(木)

 大きな力士が、廻し1つでぶつかり合う大相撲。近年、外国からの来場者も多く、相撲は世界中に知られるようになりました。また、会場で声援を贈るだけでなく、テレビで観戦している方も多いのではないでしょうか。
 大相撲は、力士と廻しだけで成り立っているわけではありません。行司・呼出しや番付・土俵など、それぞれの人・様々なモノが各場面で活躍します。なかでも色鮮やかな行司装束や化粧廻しなどは、大相撲を華やかに演出し、観客を魅了していることでしょう。
 今回は特にテレビに映る人やモノを中心に、大相撲の基礎知識をテーマとした展覧会を開催いたします。大相撲に欠かすことのできない様々な資料から、大相撲とは何かを考える機会となれば幸いです。

板番付
1 板番付
昭和30年2月名古屋準本場所
 板に書かれた番付で、本場所ごとに櫓の中ほどや会場の入口付近に掲げられる。大入り満員を願い、屋根の部分を「入山形」に作っている。幕下格行司と三段目格行司が担当し、3~4日かけて書き上げられる。
 なお、準本場所とは昭和43年(1968)まで見られた本場所に準ずる興行形態で、現在は行われていない。名古屋では、同33年(1958)7月から本場所が開催されるようになった。
幕内土俵入り
2 幕内土俵入り
平成29年一月場所
 中入の時間に東西それぞれの幕内力士が土俵上で所作を行うこと。化粧廻しを締め、呼出しの合図と行司の先導により土俵に上がる。また、十枚目力士も幕下上位五番前に行う。
弓取り力士用化粧廻し
3 弓取り力士用化粧廻し
 弓取り式の際に締める化粧廻し。弓取り式は、結びの一番のあとに行われる。決められた所作で、勝ち力士に代わって横綱のいる部屋の力士が務める。
29代木村庄之助使用の装束
4 29代木村庄之助使用の装束
 高知県香南市出身。昭和20年(1945)11月に初土俵、平成7年(1995)1月から同13年3月まで29代木村庄之助として立行司を務めた。事務能力に優れ、長く若手行司の指導にあたった。
 行司装束は、階級によって軍配房・菊綴・飾りひもの色が決まっている。行司の最高位である木村庄之助には、総紫の使用が認められている。
 このほか、朝赤龍使用の締込や化粧廻し、御免札、優勝旗、俵の実物などを展示するほか、本場所における印象的なシーンを写真で紹介。69点の資料で構成します。

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