社会的責任
暴力団等排除宣言
だれもが安心して相撲の観戦を楽しむことができ、力士が取組に専念できる相撲競技と土俵を守るために、また相撲の将来を担う後継者を健全に育成するために、私たち親方、力士をはじめとする日本相撲協会関係者は社会的責任を自覚し、暴力団など反社会的勢力の排除に取り組むことを宣言します。
1. 暴力団など反社会的勢力を、国技館など本場所会場、巡業会場、部屋、後援会、祝勝会などには入れません。
2. 興行、部屋・宿舎の運営や車・金銭の貸借などのあらゆる取引に反社会的勢力を関与させません。
3. 反社会的勢力から金品や便宜、もてなしを受けません。
また飲食、ゴルフをともにするなどの交際はいっさいしません。
4. 野球賭博などの違法行為はしません。次代の力士を育成する部屋の責任を自覚し、地域に開かれ、地域に守られた健全な運営に努めます。
5. 協会関係者と反社会的勢力の接触を知ったときには、ただちに協会に報告し、その関係を絶ちます。
6. 以上のことに違反した協会関係者に付いては慎重な調査の上、場合によっては解雇もふくむ厳正な措置をとります。
7. 国技館をはじめとする競技会場における粗暴行為、ダフ屋行為、物品の無許可販売など、不正行為に対しては、断固たる措置をとります。
以上のことをファンをはじめとする観客、視聴者、広く国民のみなさまにお約束し、過去の悪習と縁を切り、一日も早く信頼を回復し、相撲界が生まれ変わって伝統と文化のうえに明るい未来を築けるよう全力を挙げてまいります。
平成22年8月30日
公益財団法人日本相撲協会