協会からのお知らせ
日本相撲協会公式YouTube「大相撲アーカイブ場所」開始のお知らせ
日本相撲協会は、12月24日より公式YouTubeチャンネル「大相撲アーカイブ場所」を開設し、協会が所蔵する400場所以上(概算2千時間)の取組映像等を順次公開いたします。
概要
題名 | 日本相撲協会公式YouTubeメンバーシップ「大相撲アーカイブ場所」 | ||
日程 | 令和2年12月24日(木)より公開 | ||
内容 | 日本相撲協会が所蔵する幕内全取組を公開。 12月24日から、昭和56年一月場所の幕内全取組を日にちごとに連日公開します。あわせて、明治33年(120年前)の相撲も紹介。1月12日からは、前回の東京オリンピックが開催された昭和39年一月場所の幕内取組を原則週2回(火・金)公開します。 |
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登録方法 | YouTube「日本相撲協会公式チャンネル」より「メンバーになる」ボタンを押し、登録に進んでください。 | ||
価格 | 月額 990円(税込) |
協会御挨拶[昭和56年(1981年)一月場所初日]
横綱小錦の土俵入り[明治33年(1900年)]
映像の見どころ
昭和56年一月場所(千代の富士初優勝!) | |||
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輪島、2代目若乃花、北の湖の3横綱、貴ノ花、増位山(現・歌手)の2大関時代。関脇2場所目の千代の富士は、初日から14連勝、千秋楽北の湖に本割では敗れたものの、優勝決定戦は右からの上手出し投げで下し、初優勝、新大関昇進を決めた。千秋楽の大相撲中継視聴率は52.2%、千代の富士の優勝が決まった瞬間の最高視聴率は65.3%に達し、日本列島が沸きに沸いた「ウルフフィーバー」の始まりであり、この数字は現在でも大相撲中継の最高記録となっている。この場所で引退を発表した「角界のプリンス」貴ノ花とニューヒーロー千代の富士という世代交代を象徴する場所であった。 現在、親方として活躍する舛田山、魁輝、朝汐、琴風、出羽の花、黒瀬川、若島津、播竜山の雄姿も必見。特に新入幕の若島津(現・二所ノ関親方)は10勝を挙げ、敢闘賞を受賞した。また本映像で収録されている各部屋での稽古風景は貴重、優勝パレードや大関昇進伝達式も収録している。 |
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昭和39年一月場所(大鵬全勝優勝、北の富士新入幕で13勝) | |||
この年に東京オリンピックが開催、オリンピック景気に沸く一方、土俵は大鵬、柏戸の両横綱、栃ノ海、豊山、佐田の山、北葉山、栃光の5大関が覇を競う柏鵬時代のまっただなかであった。 14日目、全勝の大鵬と1敗で綱取りの大関栃ノ海にかかった懸賞26本は、以後40年破られない最多本数、場所トータルでも初めて1000本を超え(1088本)、これも43年間破られない記録的な場所であった。 優勝争いは、13日目終了時点で、大鵬と入幕2場所目の清國が全勝、1敗で綱取りの栃ノ海、2敗で横綱柏戸と新入幕の北の富士と高レベルの争い。結局大鵬全勝で12回目の優勝を果たした。相撲解説者としておなじみの北の富士さんは、初々しい姿を見せているが、新入幕として最多勝記録の13勝を挙げている。場所後横綱に昇進した栃ノ海の明治神宮での新横綱土俵入りの姿も収められている。 相撲内容に目を転じると、個性的な力士の大技や、今ではなかなか見られない豪快な吊り出し、土俵際の逆転劇うっちゃりなども見ものである。 |
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明治33年の相撲(120年前の相撲) | |||
今から120年前の明治33年に撮影された相撲映画である。本場所の土俵ではなく、特別に作られた土俵で撮影された。映画が発明されたとされる1895年からわずか5年後のことであり、映画史の上からも貴重。 横綱小錦の土俵入りと全11取組が収録されている。横綱土俵入りの型や小錦の左右の押っつけなど、100年以上の時を超え、相撲の伝統が脈々と受け継がれているのがよく分かる。 明治時代の相撲黄金時代を象徴する「角聖」常陸山と一方の雄梅ヶ谷の大関時代の取組も見られる。富山県富山市出身で朝乃山の同郷の大先輩、横綱太刀山の幕下付け出し初土俵時の映像があるのは、いかに太刀山が期待されていたかの証であり、これも見ものである。 |