過去の展示
大相撲 新春を寿(ことほ)ぐ
展示期間 | 平成27年(2015)1月5日(月)~2月13日(金) |
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平成27年(2015)最初の展覧会として、「大相撲 新春を寿ぐ」を開催いたします。新年にあたり、夢や希望を新たにされた方も多いと思います。力士も、優勝や昇進、技術の習得や心身の成長、健康やけがの回復など、その年の自分の目標を決め、その実現を目指して日々の稽古や治療に励みます。
この展覧会では、みなさまがすばらしい一年を過ごされるように願いを込めまして、新年にふさわしい日の出や宝船、鶴などの縁起物を配した化粧廻し、力士や親方、行司による「寿」や「福」といっためでたい文字の書などを展示いたします。
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1 52代横綱北の富士勝昭使用の化粧廻し (三つ揃) |
波に日の出と鶴。鶴は千年も生きると言われているように長寿、また夫婦円満を表す鳥として、祝いごとの図案によく使われる。 |
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2 64代横綱曙太郎使用の化粧廻し (三つ揃) |
一富士二鷹三茄子は、初夢に見ると縁起がよいとされる。由来には諸説があるが、富士は無事、鷹は高い、茄子は成すに通じると言われる。中央の富士は横綱、左の鷹は太刀持ち、右の茄子は露払が締める。 |
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3 「寿山福海」 41代横綱千代の山雅信書 |
寿命は山のように高く、幸福は海のように広い、つまり長寿と多幸を示す言葉。 |
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4 宝富士大輔化粧廻し姿(宝船) |
宝船は、七福神が乗って宝物を積んだ帆船のこと。一月一日の夜に「なかきよの とおのねむりの みなめざめ なみのりふねの おとのよきかな」という回文歌が書かれた宝船の絵を枕の下に入れて寝ると、よい初夢が見られるという。 |
このほかに、「寿」(双葉山定次書)、「おかめと豆」(甲山信太郎画)、高見山大五郎使用の化粧廻し(だるま)など約70点を展示いたします。 |