日本相撲協会

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過去の展示

第7回 新収資料展

展示期間 平成28年(2016)10月25日(火)~12月26日(月)

 当館では、毎年多くの皆様から相撲に関する資料をご寄贈いただいております。力士の化粧まわしや作品、写真、行司の装束をはじめ、いずれも相撲の歴史・文化を伝える貴重なものばかりです。今回は平成26年から28年までに収蔵した初公開の資料を中心にご紹介いたします。
 激しい勝負の世界だけではない大相撲の歴史・伝統・美を感じながら、この機会にごゆっくりとご覧いただければ幸いです。末筆ではございますが、ご寄贈いただいたみなさまには、厚くお礼申し上げます。

桜下御前相撲
1 桜下御前相撲 勝川春英画
 寛政6年(1794)4月に浜御庭(現在の中央区・浜離宮恩賜庭園)で催された将軍・徳川家斉の上覧相撲の様子を描いた作品。大名家の江戸屋敷で催された相撲として描かれており、力士の頭上には桜が配されている。
大蛇山酉之助
2 大蛇山酉之助(おろちやまとりのすけ)
賜盃レプリカ
 前頭筆頭・大蛇山(1897~1956)は秋田県羽後町出身。大正15年(1926)夏場所に平幕優勝を果たした。優勝力士に賜盃が贈られるようになったのは同年春場所のことであり、このレプリカは最初期のものである。
3 寶客萬来
男女ノ川登三(みなのがわとうぞう)書
 34代横綱・男女ノ川(1903~71)は茨城県つくば市出身。横綱に昇進した昭和11年(1936)春の作品。多くの客が入れかわり立ちかわりで絶え間がないことを意味する「千客万来」の「千」を「寶」に置き換えたもので、「お客様は宝物」であるという男女ノ川の気持ちが込められている。
五ツ嶋奈良男使用の化粧まわし
4 五ツ嶋奈良男(いつつしまならお)使用の化粧まわし
 大関・五ツ嶋(1912~73)は長崎県新上五島町出身。大関昇進を記念し、昭和16年(1941)1月に出身地である五島列島の奈良尾村(当時)の後援会から贈呈された化粧まわし。疫病を退け、魔を除くという中国に伝わる神・鍾馗(しょうき)が描かれている。鍾馗は日本でも五月人形として飾られている。
5 高見山大五郎(左、たかみやまだいごろう)・
小錦八十吉(こにしきやそきち)の手形
 高砂部屋所属の関脇・高見山(東関、1944~)と大関・小錦(1963~)が押した手形。兄弟弟子の二人はアメリカ・ハワイ州の出身で、幕内優勝を果たしている。

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