日本相撲協会

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過去の展示 - 平成26年

相撲博物館開館60周年記念展「館蔵名品と60年の歩み」

展示期間 平成26年(2014)10月21日(火)~12月24日(水)

相撲博物館開館60周年記念展「館蔵名品と60年の歩み」

 相撲博物館は、今年開館60周年を迎えました。昭和29年(1954)に開館した蔵前国技館に創設され、昭和60年の両国国技館の落成に伴い移転し、現在に至っています。日本が誇る文化の一つとして、相撲に関する資料を収集、保管、展示するとともに、調査・研究などを行い、大相撲普及の一翼を担う施設として活動してきました。収蔵資料は、初代館長を務めた酒井忠正のコレクションを基礎に、多くの方々の寄贈などにより、現在約30,000点を数えます。
 60周年という節目にあたり、収蔵資料の中からこのところ相撲博物館での展示機会が少なかった化粧廻しや錦絵、絵巻などの名品を展示するとともに、60年の歴史を振り返ります。

優勝力士100人

展示期間 平成26年(2014)8月26日(火)~10月17日(金)

優勝力士100人

 力士が一度は夢見る幕内優勝。栄冠を手にした力士のしこ名は相撲史に刻み込まれます。平成26年(2014)3月場所で優勝した鶴竜は、幕内優勝100人目の力士となりました。個人優勝制度は、大正15年(1926)春場所、摂政賜盃(現在の賜盃)が完成したことで生まれたものです。しかし、明治42年(1909)夏場所以降、幕内最優秀成績力士に時事新報社(現毎日新聞社)から優勝額が贈られており、明治42年夏場所から大正14年夏場所までの優勝額獲得力士も含めて、個人優勝力士として数えられています。
 この展覧会では、100人に達した幕内優勝力士を紹介するとともに、賜盃や賞品のレプリカ、優勝決定戦に関する資料などを展示し、優勝に焦点をあてます。

本場所から本場所まで

展示期間 平成26年(2014)6月24日(火)~8月22日(金)

本場所から本場所まで

 大相撲の本場所は一年に6回行われますが、本場所を開催するにあたってはいろいろな準備があります。本場所が終わった3日後の番付編成会議で次の本場所の番付が決まると、担当の行司が番付の作成を始めます。新十両の力士は、化粧廻しや締め込みなどの用意を進めます。各部屋では土俵築、土俵祭を行い、力士は稽古に励みます。本場所初日の約2週間前の番付発表が過ぎると、いよいよ準備は本格化します。力士会、会場の土俵築、新弟子検査などがあり、初日の前日に土俵の安全や五穀豊穣を祈願する土俵祭を行って翌日からの本場所を迎えるのです。
 この展覧会では、東京本場所に向けての準備や行事の様子、それに関連する資料を展示し、相撲界のさまざまな仕事を紹介します。

「江戸時代の横綱と雷電」

展示期間 平成26年(2014)4月22日(火)~6月20日(金)

「江戸時代の横綱と雷電」

 長い歴史を持つ大相撲では、これまで多くの名力士が生まれてきました。その代表が71代を数える「横綱」です。寛政元年(1789)に谷風梶之助と小野川喜三郎に横綱が免許されたのを起こりとし、明治時代に陣幕久五郎が歴代横綱の代数を考案して現在に至っています。
 今回、江戸時代の大相撲で活躍した12人の横綱、そして強豪力士として今もその名を知られる雷電為右衛門を加えた13人の力士たちを、錦絵や手形のほか、実際に使用した化粧廻し、締込、足袋など約80点の資料から紹介します。13人の力士たちを通じて、江戸時代の大相撲の様子やその盛況ぶりを感じていただけましたら幸いです。

決まり手

展示期間 平成26年(2014)2月18日(火)~4月18日(金)

決まり手

 力士はそれぞれ自分の得意とする技、決まり手を持っています。決まり手がその力士の代名詞となっている例もあります。江戸時代には数え切れないほどの技がありました。「相撲四十八手」とよくいわれますが、たくさんの技があるという意味と、江戸時代にかけ・なげ・そり・ひねりを12手ずつにまとめたことから生まれた言葉です。これらの技が現在の決まり手の基となりました。日本相撲協会は昭和30年(1955)に決まり手68手を制定、昭和35年(1960)に70手としました。平成13年(2001)には82手(ほか勝負結果5)に改正しています。
 今回、決まり手をテーマとした展覧会を開催いたします。平成25年(2013)の幕内・十両全取組3,066番でどんな決まり手が登場して、多かったのはどの決まり手だったでしょうか。平成25年の幕内・十両の取組写真や12年ぶりに公開する『博多人形 相撲四十八手』、江戸時代の古い技の絵、新聞に取組の挿絵を描いた鰭崎英朋や石井鶴三などの作品などから、大相撲の決まり手を紹介いたします。

富士山と大相撲

展示期間 平成26年(2014)1月6日(月)~2月14日(金)

富士山と大相撲

 平成25年(2013)6月22日、富士山はユネスコの世界文化遺産への登録が決定して大きな話題となりました。富士山は古くから信仰の対象として人々に崇められ、さまざまな芸術の題材となっています。日本一の標高、その姿の美しさはまさに日本を代表する山です。唱歌「ふじの山」も広く親しまれています。
 平成26年最初の展覧会は、新春にふさわしく「富士山」をテーマといたしました。富士山を描いた化粧廻しや錦絵をはじめ、しこ名に「富士」がつく横綱、幕内力士から、富士山と大相撲の関わりを探っていきたいと思います。

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