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過去の展示 - 平成24年

館蔵 幕末の相撲絵

展示期間 平成24年(2012)10月23日(火)~平成24年(2012)12月24日(月)

館蔵 幕末の相撲絵

 今から約340年前に登場した浮世絵版画は、多色摺の技術を導入した錦絵の出現で庶民の美術として、また当時のニュース媒体として親しまれました。役者絵や美人画、風景画などさまざまな題材が描かれ、相撲絵も人気を集めました。幕末には、浮世絵師の中で最も多くの作品を残したといわれる三代歌川豊国(初代国貞)をはじめ、武者絵に定評のあった歌川国芳、三代豊国の弟子の二代歌川国貞らが活躍しています。
 今回の展覧会では、幕末の浮世絵師による取組や力士の化粧廻し姿、現代との比較によく用いられる興行風景や稽古場の様子など相撲博物館所蔵の相撲絵約90点を展示いたします。明治時代に入ると浮世絵は徐々に衰退の道をたどりました。その直前である幕末の相撲絵から、江戸文化最後の香りを感じていただければ幸いです。

栃錦清隆と春日野部屋

展示期間 平成24年(2012)8月21日(火)~平成24年(2012)10月19日(金)

栃錦清隆と春日野部屋

 昭和三十年代前半の相撲界は、栃錦と若乃花の熱戦に沸きました。土俵をいっぱいに使ったスピードのある攻防、鮮やかな技と粘り。両力士の対戦はファンを魅了し、「栃若時代」といわれる相撲ブームを出現させました。太平洋戦争後の混乱期を脱して高度経済成長の時代に入り、テレビの普及もあわせて、新しい時代の相撲を人々に感じさせたのでした。多彩な技、押しや寄りのうまさから「名人横綱」「近代相撲の祖」と評された栃錦は、引退後は春日野親方となって多くの弟子を育成したほか、14年にわたって日本相撲協会の理事長を務め、現在の両国国技館の建設を実現させるなどさまざまな功績を残しました。
 今回の展覧会では、栃錦の相撲人生を中心に、栃木山以来4代にわたって個性豊かな力士を輩出している名門春日野部屋の系譜をたどります。

「相撲教習所のすべて」~新弟子の学校~

展示期間 平成24年(2012)6月19日(火)~平成24年(2012)8月19日(日)

「相撲教習所のすべて」~新弟子の学校~

 国技館には相撲教習所があります。新弟子検査を合格して初土俵を終えた力士は、半年間、相撲教習所に通学します。相撲の基本を修得させ、相撲部屋での稽古に耐える体力・気力を養い、相撲道の研究に打ち込んでいく気迫を持たせることを目的に、昭和32年(1957)に開設されて以来、現在までに325期、約5,500人が卒業しています。相撲の基本動作をはじめとした実技、相撲史や運動医学、国語(書道)などの学科を学びます。
 今回の展覧会では、相撲教習所の歴史をはじめ、歴代所長や指導員の親方の化粧廻し、授業風景や卒業式の集合写真などを展示します。横綱や大関も新弟子時代には相撲教習所に通学しました。新弟子の学校である相撲教習所をさまざまな角度から紹介します。

生誕一〇〇年記念 双葉山定次展

展示期間 平成24年(2012)4月17日(火)~平成24年(2012)6月15日(金)

生誕一〇〇年記念 双葉山定次展

 平成22年(2010)1月場所14日目から白鵬の連勝が始まり、前人未到といわれた35代横綱双葉山定次の連勝記録69に迫っていきました。それに並び、さらに記録を更新するのではとの期待を抱かせましたが、白鵬の連勝は63で止まり、改めて双葉山の記録の偉大さがクローズアップされました。12回の優勝のうち全勝優勝が8回、五場所連続全勝優勝といった記録を残した双葉山は昭和初期の相撲界で無敵を誇りました。
 若いころは強靱な足腰からのうっちゃりを得意としていましたが、次第に安定した右四つの型を完成させ、いつでも受けて立つ堂々とした磐石の相撲を見せました。日中戦争、そして太平洋戦争と戦時下の日本にあって「常勝」双葉山は、まさに国民の英雄でした。
 引退後は年寄時津風となって横綱鏡里、大関大内山、北葉山、豊山をはじめ多くの弟子を育成。日本相撲協会の理事長として、部屋別総当たり制をはじめとするさまざまな改革を実行しました。
 双葉山が誕生してから今年で100年を迎えました。この機会に大相撲の歴史に燦然と輝くその功績を振り返りたいと思います。

現代相撲版画展

展示期間 平成24年(2012)2月21日(火)~平成24年(2012)4月13日(金)

現代相撲版画展

 江戸時代に盛んに発行された多色摺の浮世絵である錦絵は、明治時代の終わりごろ、絵はがきの登場によって姿を消していきました。相撲錦絵も例外ではありませんでした。廃れてから約80年を経て、版元である京都版画院、絵師の木下大門氏や彫師、摺師の方々の尽力で、相撲錦絵は現代によみがえりました。
 この展覧会では京都版画院制作の相撲錦絵を中心に、相撲博物館が所蔵する大正から現代までの相撲を題材とした版画作品を展示いたします。版木や彫刻刀、摺道具のほか、一枚の錦絵ができあがる過程もご紹介します。伝統技術によって描かれた現代の力士の姿をご堪能ください。

大相撲 龍づくし

展示期間 平成24年(2012)1月4日(水)~平成24年(2012)2月17日(金)

大相撲 龍づくし

 平成24年(2012)の干支は辰です。十二支の動物として辰にあたるのは龍(竜)です。想像上の動物である龍は水中や地中に住み、時には空を飛んで、雲を起こして雨を降らし、稲妻を放つといわれ、その力に人々は畏敬の念を抱きました。
 この度、本年の干支にちなんだ展覧会「大相撲 龍づくし」を開催いたします。力士のたくましい肉体に龍の力が宿ることを願う気持ちからでしょうか、龍を描いた化粧廻しがたくさんあります。また、しこ名に龍(竜)の文字が入った力士もいます。そのほか、軍配や印籠などに龍があしらわれているものもあります。
 天に昇る龍はたいへん縁起がいいといわれます。年頭に当たり、みなさまが素晴らしい一年を過ごされるよう願いを込めて、大相撲の世界で見られる「龍」を紹介いたします。